小さな毎日をのんびり楽しみながら生きていたい。
夫で詩人の光冨郁埜の側でゆっくり時間を過ごしている。

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夫が眠った深夜の夜に

夫が眠っている深夜に、ジャズを流しながらぼんやり時間を見つめている。
静かに耳を澄ませば、夫の寝返る音や寝息が生々しく聞こえてくる。
朝が来るまで起きていようか。でも、もう夜更かしをするととても体に堪えるようになってしまった。
自分の心の影を拾いに深夜の公園の上に浮かぶ空中で、片足だけ靴を履いて歩いてこようかしら。それとも、目を閉じて夜が明ける頃の太陽の姿を想像してみようかしら。朝日の黄金の波で私は長い長い髪を洗うんだ。あるいは、お酒よりも強い酔いで私を支配してしまうこの音色の世界に、敬意をはらってしばらくは時間をすべて止めてしまってもいいのかもしれない。そしてぞんぶんに満ち足りるまで今を愛しんでみようかしら。

疲れた週末には

週末がやってきた。今週は疲れたな。あれやこれやと続いたり、少しでも慣れない日常になるととても大変だ。マイペースを維持しないとやっていけないので、週末はとにかく休んで休んで過ごす。夫も今は晴れた日の週末の午後、ということで少しの時間を見つけてお昼寝をしている。週末がやってくると嬉しい。疲れを取ったり、二人ののんびりした時間をいつもよりたくさん取れるから。今日と明日を使って二人で少しでも多くゴロゴロしたり、おしゃべりをしたりできる時間を楽しみたい。

桜が咲いた

桜が咲いた。天気が晴れたので、買い物などの用事を済ませに行ったときに今日は桜の写真を撮ってきた。写真を撮っていると、お掃除の女性が拾い集めたごみが風に吹き飛ばされてしまっているので、少し気になったけれど、そのまま女性の近くで写真を撮っていた。女性が、「ごめんねー」と少し心配していた私に気づいていたようで声を掛けてきてくれた。「風がすごいですね」なんて言って会話が始まった。「写真趣味なの?」と聞いてきたので、「ええ、」というと、「じゃ、私も桜と一緒にとって」なんておどけて言うので、二人でケタケタ笑いながら風に吹かれて桜の時間を少しだけ一緒に過ごした。晴れた日の小さな出来事だった。

朝早くいつも二人でバス停に向かう。

今日は曇り、午後は雨が降るらしい。いつものように夫をバス停まで送りに行く。バスが来るまでの10分くらいを二人で他愛もない話をして笑って過ごす。
今朝はカメラを持っていったので、パシャリ。

この日のバスはいつもより3分ほど遅れていた。

朝バスを待つ夫

海老名はまばらに田畑がある。奥に行くと遠くのような近くに山が連なるのが見え、富士山もいつも美しい姿を現していて、田畑がこまめに広がっている。
本数の少ないバスを毎朝夫と一緒に二人で待つ。
いってらっしゃい。
うん。

私はのんびりテロテロ再び一人家に帰る。
夫はバスに揺られて仕事に行く。

菜の花

太陽色の菜の花が晴れた日にはたくさんの笑顔を空中にふりまいている。春春春春、って笑っているみたいで、だからわたしは自転車を漕ぎながら、菜の花を見ていると春の日差しを感じるんだ。

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